大正の事件 (全 1 件)

大正時代に起きた事件・犯罪・社会問題の記録
大正4年 梼原村の素封家殺し事件 一枚の十円札から始まり、二発の銃声と死刑判決で終わった事件 500円(税込)

大正4年 梼原村の素封家殺し事件 一枚の十円札から始まり、二発の銃声と死刑判決で終わった事件

大正四年の暮れ。高知県高岡郡梼原村。 現在の高知県高岡郡梼原町にあたる山間の村で、一人の女中が主人から年末賞与を受け取った。 女中の名は、輝。 彼女が奉公していたのは、村内でも資産家として知られていた中川政二郎の家だった。 土地の者たちは、中川政二郎を「政二郎旦那」と呼んでいた。 いわゆる素封家である。 現在でいう巨大企業の経営者や大財閥の当主という意味ではない。しかし村の中では相当に裕福な人物であり、土地や財産を持ち、日常的に多額の現金を扱う立場にあった。 その年の暮れ、政二郎は一年働いた輝へ褒美を渡した。 十円札だった。 現在の十円とは比較にならない。

価格: 500円(税込) 記事を見る »