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大正12年 「レイン・コートを着た殺人鬼」 未解決事件 ・長野市元郡長夫妻殺害事件  『長野県現行学事諸則』 『信濃國全圖』 『天竜道人事迹考』 800円(税込)

大正12年 「レイン・コートを着た殺人鬼」 未解決事件 ・長野市元郡長夫妻殺害事件 『長野県現行学事諸則』 『信濃國全圖』 『天竜道人事迹考』

大正12年(1923年)10月4日、長野市で元郡長とその妻が自宅で殺害される事件が起きた。 警察は強盗、怨恨、元郡長時代の人間関係など、さまざまな可能性を追った。しかし、捜査の中で浮かび上がったのは、事件当夜に目撃されたとされる「レインコートを着た男」という正体不明の人物だけだった。 顔も分からない。名前も分からない。どこから来て、どこへ消えたのかも分からない。 後に検事総長となる中野並助は、38年間に及ぶ検察官生活を振り返った『犯罪の縮図』の中で、この事件を「レイン・コートを着た変態殺人鬼」という強烈な題名で書き残している。 なぜ老夫婦は二人とも殺されたのか。 強盗だったのか、怨恨だったのか、それとも夫妻とは何の関係もない人物による犯行だったのか。 犯人は逮捕されず、裁判も判決もない。 事件から一世紀以上が過ぎてもなお、「レインコートの男は誰だったのか」という問いだけが残る、大正時代の不気味な未解決殺人事件を追う。

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