大正8年 鈴弁殺し・山憲事件の全貌|エリート官僚によるトランク死体遺棄と転落の軌跡 新潟県三島郡大河津村付近 信濃川 西蒲原郡分水町 長岡市および燕市
大正8年(1919年)に世間を震撼させた、エリート官僚による猟奇的な殺人「鈴弁殺し(山憲事件)」の全貌を解説します。東京帝国大学を卒業し農商務省で外米行政に関わっていた若き官僚・山田憲は、投機の失敗による多額の借金を隠すため、指定商を志願していた富豪商人・鈴森善蔵から5万円を騙し取りました。返還と不正の暴露を迫られた山田は、共犯者とともに自宅で鈴森を殺害し、遺体を切断して二つの大きなトランクに詰め、故郷である新潟県の信濃川へと遺棄します。しかし、沈めたはずのトランクが浮き上がったことで凄惨な事件が発覚し、他人に罪をなすりつけようとした隠蔽工作も崩れ去りました。保身のために殺人に手を染めたエリート官僚が、死刑判決を受けて処刑されるまでの転落の軌跡と、当時の米騒動などを背景とした社会情勢を詳しく紐解きます。
