昭和9年 岩手・二つの放火殺人事件の全貌|江刈村と荒沢村で起きた惨劇の真実 岩手県九戸郡江刈村 岩手県葛巻町江刈
昭和9年(1934年)、岩手県の農村でわずか5か月の間に発生した二つの凄惨な放火殺人事件の深層に迫るノンフィクションです。江刈村では、暴行し昏倒させた女性の証拠隠滅を図り、小屋ごと燃やして窒息死させた事件が発生しました。荒沢村では、精神を崩して監置場に閉じ込められていた男からの復讐を恐れ、逃げ場のない状況を利用して放火し、焼き殺す事件が起きました。動機や背景は全く異なる二つの事件ですが、犯人の男たちには「火で相手ごと問題を消し去る」という身勝手で恐ろしい共通の錯覚がありました。当時の警察捜査資料をもとに、犯行に至る異常な心理や当時の「私宅監置」という時代背景、そして加害者の論理によって命を奪われた被害者側の視点から、事件の真実を浮き彫りにします。
