『娑婆』 現代文訳|吹上佐太郎が獄中で綴った犯罪者への転落と自己分析 発禁本 プレミア価格本 日本史上最悪の連続少女殺人 明治39年 ロリコン 色魔
多数の少女に対する犯罪を重ね、殺人にまで至った吹上佐太郎。彼は獄中で、自らの生い立ちと犯罪者へ転落していった過程を振り返り、自叙伝『娑婆』を書き残した。 貧困、家庭環境、幼いころからの奉公、教育不足、周囲の大人たち、非行、欲望、監獄で出会った犯罪者たち――。吹上は自らの罪を否定するのではなく、「なぜ自分はこのような人間になったのか」を執拗なまでに問い続ける。 本稿では、現在では読みにくくなった『娑婆』の文章を、原文の意味や吹上自身の思想をできるだけ残しながら現代文で紹介する。ひとりの少年が、どこで道を踏み外し、なぜ犯罪者へと変わっていったのか。大正時代に書かれた異色の犯罪者自叙伝から、その生涯と心理をたどる。