大正15年 佐々木長左衛門『アイヌの熊狩と熊祭』現代語訳|熊猟・イオマンテ・ヒグマの記録
1926(大正15)年、北海道旭川市近文で刊行された佐々木長左衛門『アイヌの熊狩と熊祭』。本書には、アイヌの熊猟、穴狩り・追い狩り・アマッポ、トリカブトを用いた毒矢、子熊の飼育、イオマンテ(熊送り)、ヒグマの生態、熊害、熊にまつわる伝承などが詳しく記録されています。 佐々木長左衛門『アイヌの熊狩と熊祭』 現代文 また著者は、「北海道・アイヌ・熊」は切り離せない関係にあるとし、北海道開拓が進む中で、アイヌの人々と熊の双方が将来姿を消すのではないかと危惧していました。 佐々木長左衛門『アイヌの熊狩と熊祭』 現代文 この記事では、現在では読みにくくなった大正時代の文章を、内容をできるだけ保ちながら現代の読者にも読みやすい文章へ直して紹介します。熊を単なる獲物ではなく、山の神の使い、あるいは神の世界へ送り返す存在として捉えた文化と、当時の北海道で人と熊がどのように向き合っていたのかを知ることができる貴重な記録です。
