昭和29年 東北大学吊し上げ事件の全貌|警察手帳をめぐる思想調査疑惑と大学自治 仙台市片平丁
昭和29年(1954年)6月25日、東北大学片平キャンパスで発生した「東北大学学生によるつるし上げ事件」の全貌を解説します。学内に立ち入った私服警察官が身分を隠したことをきっかけに、学生たちは「警察による思想調査ではないか」と疑念を抱き、最終的に約500人が集結する大規模な抗議集会へと発展しました。警察手帳の提示要求から発覚した学内施設の記載や、警備課長による「思想調査はしない」との誓約書提出に至るまでの8時間におよぶ緊迫した交渉の経緯を振り返り、戦後日本の警察制度転換期における国家権力と大学自治の激しい対立という時代背景に迫ります。
