昭和12年 「堀江事件」の真相|玄関に残された「本日不在」と一家三人惨殺の記録 岩手県盛岡市下厨川宿田
昭和12年(1937年)5月16日、岩手県盛岡市で発生した一家三人強盗殺人事件、通称「堀江事件(本日不在事件)」の全貌に迫る長文ノンフィクションです。資産家であった川上家の三人が就寝中に斧のような重量刃物で惨殺され、現金や預金通帳が奪われました。犯人が発覚を遅らせるために玄関に残した「本日不在」というたった四文字の貼り紙が、皮肉にも書き損じの証拠として発見され、近所に住む男・熊谷喜代志を追い詰めることになります。胃病を装っていた犯人のアリバイ崩壊、当時の苛烈な実名報道が親族に与えた悲劇、そして状況証拠から死刑判決が下されるまでの裁判の経緯を、詳細な記録をもとに紐解きます。
