昭和24年「八幡バラバラ事件」|和田伝七と福岡・八幡市で起きた猟奇殺人
鹿児島本線の下を流れる、川幅わずか四メートルほどの小川だった。 水の中に沈んでいたのは、薦で包まれた大きな荷物。 一つではない。二つあった。 少年たちは、最初、それが何なのか分からなかった。 戦後間もない時代である。川にはさまざまな物が捨てられた。 生活ごみ。壊れた道具。廃品。 誰かが不要になった荷物を捨てたとしても、それほど不思議ではなかった。 「なんやろ、これ」 一人の少年が包みへ近づいた。
昭和・平成・令和に起きた事件を記録するノンフィクション・アーカイブ
鹿児島本線の下を流れる、川幅わずか四メートルほどの小川だった。 水の中に沈んでいたのは、薦で包まれた大きな荷物。 一つではない。二つあった。 少年たちは、最初、それが何なのか分からなかった。 戦後間もない時代である。川にはさまざまな物が捨てられた。 生活ごみ。壊れた道具。廃品。 誰かが不要になった荷物を捨てたとしても、それほど不思議ではなかった。 「なんやろ、これ」 一人の少年が包みへ近づいた。