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明治20年 花井お梅・浜町河岸殺人事件、明治の「毒婦」と呼ばれた女が、一夜で自分の人生を壊した日 花柳 美人芸妓 歌舞伎役者 四代目沢村源之助 明治一代女 梅雨衣酔月情話 大川端の段 800円(税込)

明治20年 花井お梅・浜町河岸殺人事件、明治の「毒婦」と呼ばれた女が、一夜で自分の人生を壊した日 花柳 美人芸妓 歌舞伎役者 四代目沢村源之助 明治一代女 梅雨衣酔月情話 大川端の段

明治20年(1887年)6月9日、東京・日本橋浜町。 暗い河岸で、一人の男が刃物で刺された。 死亡したのは、芸妓に付き従い三味線箱などを運ぶ「箱屋」として働いていた五木四郎、34歳。 そして彼を刺したのは、当時24歳前後の人気芸妓・花井お梅だった。 旧士族の家に生まれ、十代で花柳界へ入り、美貌と気っぷのよさで人気を得たお梅。人気歌舞伎役者・四代目沢村源之助との恋でも知られ、事件のわずか一か月ほど前には、自らの待合茶屋「酔月楼」を開いたばかりだった。 人生の成功をつかみかけていた若い芸妓は、なぜ身近にいた男を刺し殺したのか。 父・花井専之助との対立、店をめぐる争い、五木への疑念、そして事件当日に耳へ入ったという一言。 事件後、お梅は無期徒刑となる。しかし物語はそこで終わらなかった。 新聞は美貌の女性犯罪者を大々的に取り上げ、芝居、新内節、錦絵、映画へと事件は姿を変え、「花井お梅」はやがて「明治の毒婦」と呼ばれる伝説的存在となっていく。 これは、一夜の殺人事件と、その事件を百年以上にわたって「物語」として消費してきた社会を追う、花井お梅・浜町河岸殺人事件の記録である。

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