昭和26年 小須戸の放火事件|女の復讐が新潟の織物町を焼き尽くした夜 中蒲原郡小須戸町 新潟市秋葉区小須戸
昭和26年(1951年)9月24日、新潟県中蒲原郡小須戸町(現在の新潟市秋葉区小須戸)で起きた大規模な放火事件。全焼18軒、半焼3軒、町の主要産業であった織機300台以上が焼失した大火災の原因は、一人の女の「復讐心」でした。 夫を亡くした村田キクは、自分から金や家財を奪い、捨てようとした男への恨みから深夜の町に火を放ちます。遠く離れた大垣から電報を打つなど巧妙なアリバイ工作を図ったキクでしたが、完全犯罪の計画を崩したのは、燃え盛る火事場から逃げる最中に町民と交わした「ほんの数秒の視線」でした。 個人の怨恨が罪のない多くの人々の生活を奪い、町を焼き尽くした悲惨な事件の全貌と、些細な偶然から真相が暴かれた捜査の記録を紐解きます。
