Kindleで出版しました

『発禁本エロエロ草紙をAIで蘇らせる』

をAmazon Kindleで出版しました。

1930年、昭和5年に作られながら、発売前に発禁となった酒井潔の『エロエロ草紙』。

本書では、この奇妙な一冊がなぜ発禁になったのか、作者・酒井潔とはどんな人物だったのかを追うとともに、当時の挿絵を現代の生成AIで再構成する試みも行っています。

約100年前の「発禁」と、2026年の生成AIが持つ表現上の境界。

その違いを楽しみながら読める一冊です。

ご興味がありましたら、ぜひ読んでみてください。

記事概要

1930年、昭和5年。

酒井潔によって作られた『エロエロ草紙』は、裸体、モダンガール、カフェーの女給、レビュー、恋愛、浮気、艶笑話、外国風俗などを一冊に詰め込んだ、当時としては異色の出版物でした。

しかし、この本は読者の手に広く渡る前に発売禁止となります。

現代の目で見ると、

「これが発禁だったのか」

と思うような内容も少なくありません。

では、なぜ当時の国家はこの本を問題視したのでしょうか。

本書では、作者である酒井潔の人物像、昭和初期のエログロ・ナンセンス文化、戦前の出版検閲、『エロエロ草紙』の構成や表現をたどりながら、その理由を考察します。

さらに、原本に残された古い挿絵を2026年の生成AIへ渡し、現代的な画像として再構成する試みも行いました。

写実化できる絵。

衣服を追加される絵。

構図が変わる絵。

生成そのものを拒否される絵。

約100年前に人間の検閲官が止めた本を、今度は人工知能が見る。

1930年と2026年。

二つの時代の「表現の境界」を、一冊の発禁本を通して比較した作品です。